第1回
Cattleya intermediaってどんなラン?

Cattleya intermediaの栽培、第1回ということで、この度コラムの題材に大抜擢されたラン、Cattleya intermedia(カトレヤ インターメディア)について少しご紹介します。

カトレヤ インターメディアはカトレヤ属の原種の一つです。自生地は南米ブラジル。ブラジル南部の大西洋に面した南北に長い地帯です。インターメディアは土壌に根を張るのではなく、海岸地帯の沼地のガジュマルやコルクの木、海岸砂丘の低木に着生したり、少し内陸の花崗岩の岩山に着生して育つランです。

インターメディアの魅力の一つとして、その多様性を挙げる方が多くいらっしゃいます。試しにGoogleで"cattelya intermedia"と入力して画像検索をしてみました。

いかがでしょうか。白、ピンク、紫などの色の変化に加え、模様の入り方にもいろいろあることがわかります。色の変化には"tipo"、"alba"、"coerulea"など呼び方があり、分類されています。いろいろな種類の個体をコレクションして楽しむのもあり。また、この個性豊かなインターメディアの交配によって無限の変化を楽しむことができるのもインターメディアにファンが多い理由のひとつです。

さらにインターメディアが愛好家の中で人気があり、初心者向けとされる理由に、栽培のしやすさがあります。強健種であり、毎年よく咲きます。冬は最低5℃程度まで耐え、温室いらず。ご家庭での栽培にぴったりといえます。実は今回のコラムにインターメディアを選んだ理由もここにあり、これからランを始めてみようビギナーの方にも参考にしていただけるコラムになればと思っています。

ということで、今回お話できていないこともまだまだ沢山ありますが、コラム初回は、題材となるカトレヤ インターメディアの簡単な紹介でした。第2回以降は実際にインターメディアを家庭での栽培環境に移して、管理方法などを紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!

豆知識 ~ランの記名~

インターメディアの栽培 第1回をお読みいただきありがとうございました。本文中で属名と種名("Cattleya intermedia")が斜体で書かれていることにお気づきでしょうか。実はランの名前の表記にはいくつかのルールが存在し、これは“属名は頭文字大文字の斜体、原種の種名は小文字の斜体で表記する”というルールに則ったものです。一般向けの読み物では立体で書かれていることも多くあります。また、本コラム内では面倒なので単に“インターメディア”と表記する場合もあるかと思いますが、正式な表記にはこんなルールもあるというご紹介でした。